自分に合った花粉症対策

自分に合った花粉症対策

2017-05-23

花粉症対策まとめ・原因

マスクをしている人が多いですね。インフルエンザや風邪の対策の方もおられると思いますが、花粉情報を聞くようになる時期になるとマスクをされている方が増えるように感じますので、やはり花粉症対策の方が多いのではないかと思います。特にここ数年は増加傾向にあり、10年間で10%も増えている調査結果もある程です。さらに気になることに、14歳以下での増加が著しく低年齢化が進んでいるとのことです。これについて、過度に清潔な環境での生活や不規則の生活習慣が、免疫機能に悪影響を及ぼしているのではないかという指摘があります。牛や馬などがもつ細菌と小さい頃から接触の多い酪農家の子供達にはアレルギーが少ないことから、細胞レベルでの花粉症の原因究明が、現在進められています。

さて、花粉症になりやすい人はどのような人なのでしょうか。これは、花粉に対するアレルギー反応を引き起こすIgE(アイジー_イー抗体)をつくる体質の人です。そもそも花粉症の症状が発症するのは、花粉が体内に入ってきた時に、有害ではないのに敵だと判断して、それに対抗するために花粉が体内に入ってくるたびにIgE抗体を作り、目や鼻の粘膜にあるアレルギー反応にかかわる肥満細胞と結合していきます。このIgE抗体がどんどん蓄積して一定量を超えると、肥満細胞は花粉を排出しようと粘膜を刺激するヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。これに目や鼻の粘膜が反応して花粉症の症状が現れます。つまり、今は花粉症の症状がなくても、血液検査で花粉に反応するIgE抗体が陽性であれば、今後、花粉症になる可能性があるということです。ただ、体内に蓄積される花粉が多いほど発症する可能性が高くなるため、花粉を取り込まないようにして、体内の花粉の数を増やさないように気をつければ症状の発症防げたり遅らせたり出来るとも言えます。

それでは、花粉症を発症してしまった人の対処法ですが、病院で治療を受けるか、市販薬を飲む方法があります。

病院では、対処療法として、いくつかの検査をし症状に合わせた薬を処方してくれます。もし、症状が強い場合は鼻の粘膜の一部をレーザーで焼く手術もあります。また、根治治療としては舌下免疫療法があります。人によっては合わなくて症状の緩和が望めない場合もありますが、2014年から保険適用になり8割以上の人に効果が出ているようですので、考えてみてもよいかと思います。ただ、月に1度は受診が必要で、治療期間として2年から5年かかり時間と手間がかかります。その治療とは、アレルギーを引き起こすスギ花粉のエキスを毎日少量ずつ体内に投与して体がスギ花粉に過剰に反応しないように免疫システムを変えていく治療方法です。

次に市販薬については、内服薬と点鼻薬、そして点眼薬があります。複数の成分を配合されている商品もありますので、ご自身の症状や抑えたい症状などを薬剤師に伝え、自分に合う薬を選ぶようにしましょう。しかし、市販薬を1週間使い続けても効果が出ない場合は病院に行って診察を受けることをお勧めします。

さて、普段の生活で出来ることはないのでしょうか。これを考えるヒントとしては、花粉症対策では何より花粉を体内に入れないことです。その方法として、玄関で家の中に入る前に髪の毛や服をはたいて花粉を落とし、うがいや手洗いをしましょう。また、外出する際にはマスクや眼鏡をつけましょう。さらに、自律神経の乱れを防ぎ、免疫力を高めるために、バランスのよい食事を摂り、たばこやアルコールは控えましょう。そして、充分な睡眠をとること大切です。また、お部屋に進入してしまった花粉を舞い上がらせないよう、お部屋の湿度は40%以上に保つようにしたり、空気清浄機を活用することも有効です。

この時期は季節の変わり目でもあり体調を崩しやすい時期でもあります。そのため、花粉症なのか風邪なのか分からない場合もあるかと思います。同じように、くしゃみや鼻水が出たり、鼻づまりの症状があらわれます。チェックのポイントとしては、目やのどにかゆみがあったり、肌荒れなどが生じたら花粉症かもしれません。一方、熱が出たりのどに腫れや痛みを感じたら風邪かもしれません。風邪の場合、1週間ほどで症状は治まりますが、さらさらの鼻水が1週間以上続いたり、かぜ薬の服用を止めたら同じような症状が現れたら、花粉症の可能性があります。

少しずつ暖かくなり花が咲き始める生命力はふれるこの時期、少しでも快適に過ごせるように、自分に合った対策を講じて気持ちよくお過ごしください。

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